DIRECT TALK とは、日本のみならず、世界中の著名人、専門家など様々な分野で活躍する人々が登場し、国際的なニュースや課題について自らの活動を通して語るインタビュー番組です。
今回インタビューするのは、香港出身のフォトジャーナリスト、クレ・カオルさん。
＜放送内容＞ 終わりの見えないウクライナ侵攻。その現場で開戦前から独自の取材活動を続ける一人の写真家がいる。香港出身のクレ・カオルさん（３６歳）。その対象は一般庶民。戦禍でどのように暮らしているのか、どのような思いでこの戦争を見ているのか、ひたすらその様子を撮影している。カオルさんが行く場所はどこも激戦地。これまでの生活から激変した中、それでも残り続ける人たちにフォーカスを当てている。住民「生まれ育った町から離れられない」「逃げてしまったら負けを認めることになる」カオルさんはこうした多くの生の声をキャプションに乗せて、リアルな写真と共に世界中へ発信してきた。そこにはカオルさんのある信念があった。“国家の暴力に勝つのは市民の声”２０１９年に起きた『香港民主化運動』、カオルさんはただただその現場を撮影し、海外メディアへ提供した。臨場感が伝わる写真、しかし一方でそこに写された人々は何を思っていたのか、その声を伝えることはできなかった。カオルさんは香港を後にし、世界の紛争地で人々の声を伝えるフォトジャーナリストを志す。カオルさん「香港で起きたことを繰り返してはいけない。ウクライナの人たちの声を世界に伝えることで、民主主義を守りたい」香港を離れた写真家のウクライナでの活動を見つめる。
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